令和4年度 農福観連携6次産業推進活性化事業
実績のご報告
農・福・観 連携 6次産業推進活性化事業 〜ココロも潤う地域づくりを目指して〜
事業の背景
Backgroundまずは島を知ることから
Discover就労体験実習短期滞在プログラム実習概要
- 【実施日程】
- 2023年2月16日(木)~3月1日(水)
- 【参加人数】
- 5名(沖縄県内4名、大阪府1名)
- 【実習内容】
- パパイヤ圃場の整備 パパイヤの加工作業 じゃがいも圃場での収穫作業 ハマユウ荘での客室清掃作業 陸上養殖施設での生け簀の清掃作業 月桃加工施設での葉の選別作業 福祉まつりでの商品販売
就労体験実習の短期滞在プログラムでは、初めて北大東島へ来島する方を対象に6泊7日の日程で実習を行いました。短期滞在プログラムでは、まず最初に「北大東島を知ること」を目的に、島内視察や島内の農業・林業・水産業・観光業といった様々な産業をリレー形式で体験していただきました。
今回の実習では沖縄県内から4名、県外から1名参加し、このうち県内3名が実習受入れで初めて、沖縄県立沖縄高等特別支援学校の二年生の皆さんが参加しました。就職や進学を考える中で、今回の実習を通して北大東島での就職に意欲を示した生徒もおり、今後は学校と連携を行い、就職先の一つとして北大東島の選択肢を作っていけるよう取り組んでいきたいと考えています。
実習体験者の声
島での暮らしに挑戦!
Challenge実習体験者の声
北大東島へ来島した時はどのようなお仕事が待っているのかとても楽しみ、不安もありましたがスタッフの皆さまが優しく業務を教えてくださり、楽しくお仕事ができました。
業務内容としては、午前中:朝食用の食器洗い・客室清掃(内容は様々)、午後:洗車、空室(クーラー清掃・窓洗浄)。リネン室(タオルたたみ)・クリーニング(軽度なプレス)作業と幅広く実習を指導してもらい今後の就職活動に役立ちとても良かった。
6次産業化に向けて
農福観連携6次産業化推進活性化事業では、農作物の生産→加工→販売の各段階で、障がいをもつ方々が活躍できる可能性も探っています。
試みとして2021年に実習でパパイヤの種をまきました。今年はその実を実習生が収穫し、スライス、乾燥して漬物に加工、さらに2月に行われた福祉まつりで販売の実習に挑戦しました。
今後の観光振興にも
村では2022年6月に「北大東村観光振興基本計画」を策定しました。目標のひとつに「島の産業連携の要として観光業を育てる」とあります。観光業を農業、水産業、商業、サービス業と繋げていく中で、障がいを持つ方々の活躍の場があります。その可能性も実習で探りました。
より島の日常を感じて
島の日常には、他地域では経験のないことがたくさんあります。短期間の中でも、より多くの島の日常を経験してもらう取組も行いました。
余暇の過ごし方として、地域スポーツセンターでのバドミントンや港での釣り、グランドゴルフにも参加させていただき、短い時間ですが、地域の方々との交流も実習に盛り込みました。
就労体験実習の成果は
令和元年より開始された就労体験実習では、今年度で累計41人の実習生を受け入れました。その中で、中長期で島に定住し働いた実習生は4人。
過去実習に参加されたみなさんの中には、実習経験が、人とのコミュニケーション改善や就労意欲喚起等、就職や日常生活に役立っているようです。
また、今回の実習では、沖縄高等特別支援学校から初めて高校2年生に参加してもらいました。学生のみなさんにも、これから進路を考える上で、今回の実習がとても役に立ったようです。
- 【受入協力】
- (株)黄金山・北大東村馬鈴薯生産部会・月桃加工施設・陸上養殖施設・北大東村老人クラブ・北大東村水産組合(順不同)
- 【実習協力】
- サテライトオフィス平野・沖縄県立沖縄高等特別支援学校(順不同)
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委託事業:
令和4年度農福観連携6次産業推進活性化事業 発注者:北大東村役場 委託業者:ディーラボ・北大東島振興機構 共同企業体 発行月:2023年3月